おはようございます
りょうまです
今日はJoint By Joint Aproach(以下JBJA)について書いていこうと思います
JBJAとは各関節を安定性と可動性どちらかの性質に分ける考え方です
こんな感じで
セオリーは安定性(スタビリティ)への重要度が高い関節と
可動性(モビリティ)への重要度が高い関節が交互に積み重なっています
注意してほしいことは
決して一方の機能が獲得できればいいというわけではありません
どちらも必要だがより重要度の高いものがあるという事です
例をあげて考えていきましょう
JBJAの考え方によると股関節はモビリティに分類されます
画像で言うとHipsがMobilityに分類されてますね
ではセオリー通りに股関節が動かない場合どうなるか考えていきましょう
JBJAではMobilityがStabilityに働いてしまうと上下一関節は逆に働くという特性があります
つまりLowBackとKneesはStabilityからMobilityへと働きが変わってしまうわけですね
もちろんそれに伴いそれよりも上位あるいは下位の関節も働きが変わってしまうわけですが
もっとも影響が大きいのは上下一関節と言われているので今回はそちらにフォーカスしていきます
LowBack、Lumberとも言いますが腰の事です
理論的に書いていきます
腰は骨性の支持機構は五つの腰椎と呼ばれる椎骨しかありません
筋性の支持機構については脊柱起立筋や腰方形筋など比較的に大きく厚い筋肉がありますが
やはり腰は脆い関節であると言えます
さらに腰椎の関節の構造は回旋や側屈には適していません
人の動きのほとんどは左右非対称です
このことからわかるのは水平面上の回旋や前額面上の側屈、さらに矢状面上の屈曲、伸展の複合運動であることです
特に左右非対称になることで起きる特徴的な動きは回旋です
なので人が動作を作る上で腰がモビリティに働いてしまう事は効率的ではありません
アスリートのよく起こす腰のケガであるのが
腰椎の疲労骨折である分離症ですが
分離症の原因は伸展+回旋の反復動作が多いことはよく知られています
このことからも腰が動きすぎることはいいことではありません
このように股関節が安定化に働いてしまうと腰はその被害を受けていまいます
実際に現場で腰の痛みに悩んでいる患者さんや選手を診ているとかなりの確率で股関節の機能低下がみられます
これはJBJAの理論で説明が付く身体機能の一部でしかないですが理にかなっており
私が現場で働く際にとても重宝しています
いかがでしょうか?
魅力的な考え方でしょ~~( *´艸`)
この考え方はトレーニングにも大いに活用できます
気になる方は一度、鶴瀬内日接骨院まで!!
りょうまは(木)(金)の午前診療時間にいますのでぜひ!