おはようございます!りょうまです

 

今日は胸郭についてお話をしていこうと思います

胸郭、あまり聞きなじみのない言葉だと思いますがとても重要な身体の一部なので御紹介していきます

 

胸郭とは胸椎、肋骨、胸骨が構成する骨格の事をさします

分かりやすく言うと肺と心臓を守ってくれてる部分ですね

 

では次に胸郭についてくる筋肉についてみていきましょう

沢山あるので重要な部分だけ切り取って話していきます

まずは斜角筋です

斜角筋は頚椎から肋骨に向かっていく筋肉です

障害予防の観点から話すと斜角筋が硬くなってしまうと胸郭は上方に向かって引っ張られます

 

次に前鋸筋です

前鋸筋は肩甲骨から肋骨に向かう筋肉です

前鋸筋は硬くなると質量的に肩甲骨の方が少ない為

肩甲骨が肋骨に引っ張られます

なので姿勢は背中が丸まります

 

次は背筋群です

起立筋や菱形筋広背筋など様々な筋肉がありますが今回はひとまとまりにします

背筋群が硬くなると胸郭は伸展します

ちょうど胸を張るような感じです

 

最後に腹筋群です

こちらも腹直筋、腹斜筋、腹横筋などたくさんありますがひとまとまりにします

腹筋群が硬くなると胸郭は下制、屈曲します

 

このような感じで胸郭の周りにはたくさんの筋肉がついていてその筋肉が硬くなってしまったり

弱くなってしまったりしていると

胸郭は不自然な形(アライメント)になってしまったり

胸郭が不自然な位置に移動したりします

 

 

 

上記にならって

もうすこし細かい話をしていきます

例としてあげると

胸郭に異常があり斜角筋の過緊張が起きたとします

すると頚椎は前方に引っ張られ逆に胸郭は上方に引っ張られ

鎖骨下動脈の圧迫を起こし首から指先に痺れや痛みを引き起こしたりします(斜角筋症候群)

 

もう一つ例を上げます

胸郭の位置異常により背筋の筋出力があがり腹筋の筋出力が下がったとします

すると胸郭は上を向きます

そして代償として腰が反ります

結果として股関節の可動性、安定性の低下により股関節の故障および腰痛、膝痛などを引き起こします

 

いかがでしょう、胸郭の重要性がすこし伝わったでしょうか?

 

このように胸郭に異常があると全身に影響を及ぼすことが多々あります

言い換えると胸郭がしっかり動くと頸部や骨盤帯も動き出し、種々の代償動作を軽減させていきます

なので胸郭をしっかり動かしてどんな動きにも対応でき偏りのない胸郭を獲得することが重要なのです

 

今日はKARADAMENTEで10時から竜馬のトレーニングクラスがあります

一回来てみては?

りょうまでした