おはようございます

りょうまです!

今日はトレーニングについて書いていきたいと思います

 

みなさんは筋肉の収縮の仕方が三種類あることを知っていますか?

今日は筋肉の収縮の仕方について書いていきたいと思います

 

まず大きく分けて二つに分けられます

関節の動きを伴う動的収縮と関節の動きを伴わない静的収縮です

そして静的収縮は

二つに分けられます

一つは

等尺性収縮は筋の長さを変化させない筋収縮です

当然,関節運動も生じないため静的収縮に分類されます

例えば,動かない壁や床を肘関節を一定の角度で押した場合は上腕三頭筋の収縮様式は等尺性収縮

あるいは鉄アレイを肘関節を一定の角度に保っている場合は上腕二頭筋の収縮様式は等尺性収縮です

ギブスやシーネ固定中など,関節運動を起こせない場合はこの筋収縮を行わせることがあります

そして二つ目は

同時性収縮は筋の長さを変化させずかつ主動作筋と拮抗筋が同時に活動する筋収縮です

これも関節運動を生じないため静的収縮に分類されます

同時性収縮は開放性運動連鎖 open kinetic chain(近位部を固定して遠位部に負荷を与える運動様式)より

閉鎖性運動連鎖 closed kinetic chain(遠位部を固定して近位部に負荷を与える運動様式)で起こりやすいと言われています

例えば,立位で股関節,膝関節を軽度屈曲位にして一定の角度を保っている場合,膝関節伸展筋群と屈曲筋群の収縮様式は同時性収縮です。

 

次に動的収縮についてです

はじめに等張性収縮についてです

等張性収縮は筋の張力を変化させない筋収縮です。
関節運動を伴うので動的収縮に分類されます。
ただし,人においては関節角度よって筋の張力は変化してしまうので,厳密な意味での等張性収縮は起こりません。
一般的な筋力増強はこの筋収縮で行われます。等張性収縮は以下のように2つの収縮様式に細分類できます。
 
1つは短縮性収縮です

短縮性収縮は筋の長さが短縮する筋収縮です。
過去にはconcentricの誤訳により求心性収縮と呼ばれることもありました。
例えば,手に鉄アレイを持って肘関節を完全伸展位から90°屈曲させてきた場合,上腕二頭筋の収縮様式は短縮性収縮です。

 

もう一つは伸張性収縮です
伸張性収縮は筋の長さが伸びる筋収縮です。
過去にはeccentricの誤訳により遠心性収縮と呼ばれることもありました。
例えば階段を降りる時の支持側の大腿四頭筋の収縮様式は伸張性収縮です。
 
それからもう一つ
関節の角度が一定の速度で変わる等速性収縮という収縮様式もありますが
特殊な機械がないと不可能なので実質ないと思ってもらって構いません
 
 
このように筋肉の縮み方ひとつをとってもたくさんの縮み方があります
もちろんそれぞれに適したトレーニングややり方があります
特に多いのは医療の現場です、リハビリテーションではこれはやっていい事、これはやってはいけないことが決まっています
なのでそれに合わせたリハビリテーションが必要になってきます
 
このときに間違ったトレーニングをしてしまうと復帰の時期が遅くなってしまったり
あるいは悪化してしまったりします
したがって我々運動を指導する側に立つ人間はそのことを忘れてはならないと思っています
 
例えば肉離れのリハビリテーションの際
筋線維への負荷の高い遠心性収縮を用いたトレーニングは
メディカルリハビリテーションにおける最終フェイズ
もしくはアスレティックリハビリテーションのフェイズに置いて必要となってきますが
早期に行ってしまうと再受傷のリスクが高くなります
 
このようにどのトレーニングをどんな時に処方するかが非常に大切になります
 
トレーニングって奥が深いですねえええ
 
りょうまでした