おはようございます!!【鶴瀬毎日接骨院】【鶴瀬毎日はりきゅう院】の沼口です。

今回は肉離れについて書いていきたいと思います。

まず、単純に「肉離れ」と言っても程度により3つに分類されます。

 

Ⅰ度損傷:筋線維の断裂は認められないが、筋の伸張により筋細胞の破壊がみられるもの

Ⅱ度損傷:部分断裂損傷であり完全に断裂はしていないもの

Ⅲ度損傷:完全に断裂したもの。筋腹間に陥凹を触れる

簡単に分けるとこの様になります。(もっと細かくありますが割愛します!)

 

問診・触診・検査法等にて損傷程度を把握し治療を進めていくのですが、はり治療はすべてに適応となります。

写真は陸上部の子ですが、練習後ふくらはぎのツッパリを感じ受診。Ⅰ度損傷でありインフォームドコンセントを行いはり治療を施術しました。

施術後、ツッパリ感が無くなったと喜んで報告してくれました。

次の写真は受傷から時間が経過した大腿四頭筋(中間広筋)のⅡ度損傷です。

深い所に硬結(シコリ)を触れた為にはり治療を薦めさせて頂きました。パルス(電気)にて筋肉を動かしました。

電気治療や手技療法では刺激の届きにくい深層もはり治療ではアプローチ可能です。

 

肉離れをした患部に鍼を使用するのに「傷があるのに鍼をさすの?」「もっと痛くなるんじゃないの?」と思った方もいらっしゃると思います。

肉離れをした患部は少なからず炎症性の物質や出血が認められます。それは出すぎると体にとっては治るのが遅くなってしまいます。

そこで鍼を使用して炎症を最低限に抑えて治癒促進につなげます。また、患部の周りの筋肉は異常に緊張(硬く)なっているので鍼を刺してあげると緩んでくれるので余計な痛みも出にくくなります。

なので、傷があっても鍼を刺したほうが痛みの引きが早く、治りも早いのです!!

 

寒い時期は肉離れし易くなります!!スポーツ・仕事などで筋肉を痛めた際はお気軽にご相談ください。

以上、沼口でした!